研究室の詳細情報

研究室配属を希望する学生は, 本ページを熟読した上で, 以下の事前調査票(googleフォーム)を送信の上, メールでアポイントをとってください.

卒業研究の具体的内容とゼミの活動

卒業研究でやること

専門書の精読

主な内容は, 機械学習や統計的モデリングに関する専門書の精読です. テキストはゼミ生の興味や進路に合わせて適切なものを選定します. 人によって異なるテキストとする場合もあります.

基礎理論をきちんと理解することで, 統計手法の正しい理解を深め, 正しい分析法の選択や結果の正しい解釈ができるようになります.

これまでに輪読した書籍の一例

近年は大学院生および大学院進学予定の4年生の学会への参加, 発表の件数が増えてきました. そのため, 早い段階で具体的な研究(本を順番に読むのではなく論文を次々読んだり, 具体的に新しいモデルを提案したり)にスイッチする人も出てきています.

データサイエンス系のコンペティション・コンテストへの参加

実データの統計分析を体験するために, これまで毎年, ゼミ生でチームを組んで

を始めとするコンペティションやコンテストに参加してきました. 前者はマーケティング, 後者はスポーツのデータの分析で, いずれも実社会でとられた, かなり大規模なデータです. 全国の大学・社会人のチームと分析の腕を競い合います. 上位入賞すると表彰されます. 過去には, 大学院生チームや学部生チームが何度も入賞しています.

上記の他にも, 常時様々なコンペティションが開催されており, 内容に応じて有志で参加したりしています.

2020年度は学内イベント「データ分析チャレンジ」にも出場しました.

企業等との共同研究への参画

研究室では, 様々な企業やスポーツチーム, 他分野の研究者などとの共同研究を実施しています. 過去には以下のような共同研究があります.

やる気のある学生はこれらの共同研究・プロジェクトに参画することができます. 現在どのような共同研究を行っているかは酒折に尋ねてください.

その他のゼミの活動

卒業生の進路と進学

卒業生のおもな職種

毎年数名の学生が大学院(中央大学および他大学)に進学します. 割合としては2割程度です. (目標は5割です!)

卒業生の進路の一例を挙げておきます. 学部卒と大学院卒が混ざっています.

就職先は金融・保険・食品・情報など, 有名企業からベンチャーまで様々です.

統計学を生かした職としては, データサイエンティスト・アクチュアリー・臨床統計家・数学教員など様々なものがあります. いまはデータサイエンティストが非常に人気です. 学部卒でも就職可能になりつつありますが, 大学院進学者の方が活躍の道が格段に大きく開けます.

大学院への進学を考えている人へ

本年度は私の研究室での大学院進学を受け入れることができません. ただ, どのようにしたら良いか相談を受け付けますので, その旨を遠慮なく伝えてください.

[重要] 配属を希望する学生に必要とされる知識とスキル

卒業研究レベルの統計科学やデータサイエンスを学ぶにあたり, 以下のような知識やスキルが必要です. いくつかのキーワードとともに列挙しておきます.もちろん, それ以外が不要というわけでは全くなく, とくに数学の知識はあればあるだけよいです. 理解の不足している学生は, 研究室を希望する前に復習や自主学習によりこれらを十分に補っておいてください. 体系的な理解は授業の履修だけでは難しいかもしれませんので, 良書を参考に知識の整理が必要だと思います.

統計科学に興味のある1〜3年生の皆さんへ

数学科では卒業研究の活動期間が1年間しかありません. 社会で統計科学やデータサイエンスを生かして働きたいという学生には全く時間が足りません.

1〜3年生であっても, やる気のある学生は大歓迎です. 一緒に卒業研究のセミナーに参加したり, 各種データ解析のコンペティションに出場したり, ゼミ合宿に参加したりして, 研究やスポーツ統計, 統計教育の活動などを一緒に行いませんか. 興味のある学生は, ぜひ研究室を尋ねてください. これまでも何人もの学生さんが2〜3年生のうちから一緒に活動してきました.